室内環境に関する Q&A
一般の方や関連企業の方などが室内環境に関して抱いているさまざまな疑問に答えることを目的として室内環境Q&Aを作成しましたので、 暫定第1版として公開いたします。いろいろな方にこのQ&Aをご活用いただければと思っております。
 今回のQ&Aでは、室内環境に関してこれまでいろいろな形で、またいろいろな分野に関して質問を受けた項目などを取り上げることにしました。回答は室内環境学会員に書いてもらっておりますが、現状の会員の専門性を考慮にいれると必ずしも網羅できる状況にはなく、とりあえずできるところから開始しております。今後、室内環境学会の活動がさらに広がっていけば、より多くの質問に答えられるようになるものと考えております。「暫定第1版」が表しているように、今回の公開で終わりというわけではなく今後増やしていくとともに、内容の充実も諮りたいと考えております。
 回答ですが、一つの質問に対して複数の室内環境学会員が回答を作成しました。しかし、室内環境に関わる問題は必ずしも正解が一つに定められるものではありません。また今日までに十分には解明できておらず、意見等が異なる課題もあると考えています。Q&Aは社会連携委員会が編集した後に公表しておりますが、まだまだ検討すべき点も残されているかとは思っております。様々なご意見を伺いながら、随時修正を加えていきたいとも考えております。
ペットと一緒に布団に入って寝ると健康に..........
ペットと一緒に布団に入って寝ると健康に悪いですか?
ペットを飼育している方の中には、一緒に布団で寝ているという方もいます。しかし、ペットは動物アレルギーの原因となるので、ペットと一緒に布団で寝ることは、お勧めできません。動物アレルギーでもっとも人に起こりやすいアレルギーは飼っているペットが原因で人体にアレルギー発症が起きるペットアレルギーです。有名なペットアレルギーは猫、犬、鳥、うさぎ、ハムスターによるものですが、他にも飼う動物の多様化によりフェレット、プレーリードッグなどさまざまな種類のペットアレルギーの発症例があります。そのアレルゲンはほとんどペット自身が体から出すフケ、体毛(羽)、フン、唾液、血液成分などです。それらアレルゲンが人の体内に入ることで、アレルギー反応を起こします。アレルギーの症状はくしゃみ、鼻水、じんましん、顔が腫れる、目・皮膚が痒くなる、発熱、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、ひどい場合には呼吸困難などを伴うアナフィラキシーショックまで引き起こし、死亡する例まであります。またペットに寄生しているダニなどがアレルゲンとしてアレルギー症状を誘発していることもあります。

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